監理業務の流れ(店舗ができるまで)08 – 仕上工事 1 -
こんにちは。
東京を中心に住宅、店舗、商業施設などの設計業務を手がけている建築家の高山です。
目黒区祐天寺にあるヨガスタジオ・オハナスマイルさんのスタジオ完成までの
道のりを一般の方向けに紹介するこのコーナー、監理業務編第8回目です。
監理業務編ではオハナスマイルさんの着工から竣工までの現場の進捗状況を
設計上やデザイン上のアイデアを設計者の視点から紹介しながら
お伝えして行きたいと思います。
店舗がオープンするまでの監理業務 08 ( 仕上工事 01 )
さて、現場の方は最終局面にさしかかり、塗装工事の下地処理段階に来ております。
スタジオの方から先行して進んで行きます。
壁面はボードの目地部分のパテ処理と塗料の下塗りで不思議な模様がついていますが、
塗装工事でもっとも大切な工程です。
これをしっかりやっておかないと後々目地割れを起こしてみっともないことになって
しまします。
更衣スペースの棚受け柱もきっちりと養生されています。
スタジオの正面のアイアンガーヨガ用のフックがついている壁は、人が直接触れる部分
ですので、石膏ボードではなく構造用合板で丈夫な下地にしています。
この上には肌触りのよいオーガニックコットンで編まれた本物の壁紙が貼られます。
上部の垂れ壁部分は間接照明が仕込まれ、壁面全体をやわらかく照らす予定です。
エントランス&ショップスペースも目地処理工程が完了しています。
塗装工事は目地部分と際から塗り始めます。
ここが一番時間がかかる部分で、端部の塗り方次第で塗装工事の仕上りの善し悪しが
決まってしまうといっても言い過ぎではありません。
端部さえ塗ってしまえば、後はローラーで一気に全体を仕上げます。
実際あっという間でした。
白い塗装で部屋が一気に明るく感じられるようになります。
天井は壁の塗装とほぼ同色のクロスが貼られます。
塗装とほぼ同時進行で、このぐらいの面積であれば1日で貼り終わってしまいます。
壁の一部にアクセントカラーのオレンジが塗られます。
発色のよいウレタン塗装です。
見本通りの色を出してもらうのにかなりの手間をかけていただきました。
スタジオはウレタン塗装、オーガニックコットンの壁紙、建具の塗装を除いてほぼ完了です。
オフィス部分も下地ボードの目地処理がすすんでいます。
職人さんが遊んでいるように見えますが、これは休憩時間だからです。
あしからず・・・
遅れていた階段部分も急ピッチで工事が進められています。
大判のゴムの木の集成材から切り出されたディスプレイ棚の板が仕込まれています。
チェリー色に塗装されてディスプレイ用のニッチ(壁の凹状飾り棚)となる予定です。
同じくゴムの木の集成材から切り出されたトイレの手洗いカウンターです。
手洗い器はIKEAの製品です。
工事費の減額調整の段階で設計変更を行い、工事費を少しでも安くするために家具・
備品類の大部分にIKEAの製品を利用することにしました。
オハナスマイルの社長と一緒に買い出しに行き、工事の進み具合に合わせてよいタイ
ミングで現場に搬入されるように運送日を調整しました。
こういった既製品を支給品扱いにして設計に盛り込むこともできますが、ある程度
まとまった金額の量にならないと工事費は安くなりますが、逆に設計料が高くなる
場合があります。
オハナスマイルさんの場合は工事に使う様々な水廻り機器やカーテン・ブラインド
などの備品、オフィスの家具類など100万円前後の商品をIKEAで購入することで
経費率を削減しています。
私もIKEAで100万オーバーの買い物をするのははじめてでしたが・・・
カートに5・6台分の商品を買うのは爽快感さえ覚えます。
工事もいよいよ最終段階にはいって来ました。
仕上げ工事の工程ですので見た目も一気に変化して、私自身も一番楽しみな段階です。
- 監理業務の流れ(店舗の場合)09 へつづく -
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